女子大生会計士の事件簿4 - 会計士向けの本

前の記事:女子大生会計士の事件簿3

カテゴリ: いろいろ >> 会計士向けの本 >> ビジネス書の良書

女子大生の公認会計士の事件簿4

物語風に公認会計士に起こりうる不正が発生します。今回は、返品・問屋での不正、棚卸の不正、割引手形の借金、企業買収の攻防という話になっています。

女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)
女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)山田 真哉

角川書店 2006-04
売り上げランキング : 19621

おすすめ平均 star
star人とのつながりを大事にした作品が多かった
starあなたにささやく言葉

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



監査ファイル1 返品・問屋の話

メーカーが製品を作って問屋に卸して、小売店はその問屋から商品を卸す。商品が売れなかった場合、メーカーに返品するんですが、お菓子とかそういった細かいものは、現地(その商店)で廃棄する場合もあるそうです。

そして、ここではその売れなかったから廃棄するということになっていた商品が、店先で売られていたというお話です。



監査ファイル2 棚卸の話

工場で棚卸を計上しているときに、トラックが工場をぐるぐる回っていた。
そのトラックの中には、評価損を計上しなければならない製品が隠されていたというお話です。



監査ファイル3 手形の話

現金よりも割引手形が圧倒的に多い貸借対照表。
町工場同士で融通手形を行っていた。

お互いに手形を振り出して、割り引いて銀行からお金を引き出す。
一時的にお金を得ることができるけど、期日までに銀行に手形のお金を払わなければならない、隠れた借金にもなりうるのが割引手形という話。



監査ファイル4 益出しの話

子会社に親会社の固定資産を高値で売りつけ、親会社で利益を出す方法。



監査ファイル5 企業買収の話

競合商品を販売している企業を買収して、その企業をつぶして、自社の商品のシェアを増やす。 実際の例では、データベースのオラクルが、同じデータベースを扱うピープルソフトを買収してつぶそうとした。(失敗)

今回の話では、企業買収を阻止すべく、第三者割当増資を行って敵対する企業の持ち株比率を下げて買収を阻止する。 そのほか、新株予約権のポイズンピルというのも買収阻止に使える。



主人公の妙な正義感がめざわりですが、
会計士試験の勉強と、少しだけ公認会計士のお仕事の様子がわかる気がするそんな本。


公認会計士って、無償で仕事とかしないよね。(してほしくない)
この小説って公認会計士が、潰れそうなお店を無償でコンサルタントをしたり、自殺しそうな町工場の決算書を覗き見して助言したり、企業買収を自発的に邪魔したり。

そういう場面って、うさんくさいんだよね。



前の記事:女子大生会計士の事件簿3

カテゴリ: いろいろ >> 会計士向けの本 >> ビジネス書の良書
[書き手 kyosuke | 作成日12/02 2008 | 更新日01/17 2010]

会計士向けの本

会計士向けの本

全てのカテゴリ+エントリー



コメント

お名前

今年は平成(←必須です、スパム対策です)

今のところコメントはありません